今日も新聞やテレビで世界的な物価上昇について取り上げていました。純粋な需給バランスではないところから相場が動いていることに、少なからず不安を覚えます。
私たちが「日本」から投資を行う際、国境は関係ありませんので、個人としての投資結果に「日本にいること」は関係ありません。
しかし、暮らすという意味で「日本にいること」を考えると、これは非常に悲観的になります。
それを象徴するようなニュースがありました。本日の日経ネットからです。
対日投資のヘッジファンド、運用資産減少続く
株式を中心に日本の資産に投資するヘッジファンドの運用資産減少が続いている。6月末の運用資産残高は約220億ドル(約2兆3000億円)と2007年末から約1割減少。半期ベースでは3年半ぶりの低水準となった。株安による運用成績悪化と顧客の解約が重なっている。
調査会社のユーリカヘッジ(シンガポール)が日本の資産だけを組み込んだ約270本のヘッジファンドを対象に集計した。集計対象の約9割が株式で運用し、多くは割安な株を買って割高な株を売る「ロング・ショート」という運用戦略をとる。
また、海外からの投資マネーの流出だけではなく、国内企業の設備投資も海外へ流出しているようです。
企業の海外収益5.5兆円、「新興国で稼ぐ」鮮明 07年度利回り9%
日本企業が海外事業の収益力を高めている。海外現地法人からの配当や利子など対外直接投資であげた収益額は2007年度に初めて5兆円を突破。利回りにあたる収益率も9%強と5年で倍増し、債券などの対外証券投資利回りを大きく上回る。景気低迷の米国で伸び悩むが、自動車の増産や資源投資が膨らむアジアなどの新興国・資源国で収益率向上が目立つ。
財務省・日銀の国際収支統計によると、07年度の対外直接投資収益の受取額は前年度比32.9%増の5兆5525億円と大幅に伸びた。5年前の02年度と比べると、3倍強に膨らんだ。財務省の法人企業統計でみた07年度の全産業の経常利益(四半期ベースの合算)、約57兆円の1割近い。直接投資収益は海外現法からの配当・利子と現法の内部留保額を合わせた額で、海外事業の投資リターンを示す。
個人的な意見ですが、今後の日本の将来をイメージした時、世界で勝ち残れるトータルの国力がみなぎっていくイメージは全くわかないのです。
少なくとも、アジアのリーダーとしての地位は完全に中国に変わっています。
日本としてできること、今すべきこと、そして自分は何をすべきなのか。個人の成功ももちろん望みますが、生まれ育ったこの国の衰退は見たくありません。この国のために何ができるか。坂本竜馬ではありませんが、そんなことを考えるのも大人の役割だな、なんて思ったりしています。
皆さんはどうお考えになりますか?
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